任意後見制度


「もしもの時」に備える4つの選択

 

どんな将来を

選択しますか?

生きる姿勢

「もしもの時」…

認知症になったら

自分の意思が…

亡くなったとき

自分の意思が…

A

先行きは心配

だけど…

何もしない

なんとかなる

…?

何もしない

尊重されません × 尊重されません ×
B

自分の死後の

準備をしたい

遺言書を作る 尊重されません × 尊重されます
C

「もしも」のと

きに備えたい

任意後見する 尊重されます 尊重されません × 
D

死後のことも

「もしもの時」

も備えたい

任意後見する

遺言書も作る

尊重されます 尊重されます

「もしもの時」を考える

自分が認知症になったことを

だれが気づいてくれるのかな?


不動産など大切な財産について判断したり

管理したりできるかな?



 

何かあったときに連絡できる人がいないので、不安



預貯金の管理ができるかな?


自分で契約ができるかな?

役所の手続きができるかな?

遠くの銀行には行けないかもしれない



《 任意後見の3つの契約 》

 

1・見守り契約(任意代理契約)

 自分が選んでお願いした人・団体と判断力が低下する前から定期的に面談をしたり、連絡をとったりすることで、健康状態や生活状態を確認してもらう。

 (同居の親族にお願いできます)

 

 

2・財産管理委任契約

 判断力は十分にあるけど、寝たきりなど身体の障がいにより、財産の管理ができない、介護サービスの手続きが難しいという場合に備える。

  ↓3をサポート

 

3・任意後見契約

 ご本人がもしもの時に備えて、財産管理や各種手続きをしてもらえる人・団体を頼んでおき、判断力が低下された場合に契約が遂行されます。

 お願いすること(代理権目録)

財産、生活、相続、保険、行政手続き等、介護、住居、医療、その他

 


《 任意後見の3つの契約の流れ 》

1・見守り契約

(定期的面談) 


2・財産管理委任契約

(生活面含)

 

3・任意後見契約

 

後見契約に定めた後見事務

 ⇒ 

死後事務

委任契約

   
       遺 言
 「○○さん、お変わりないかしら・・」
             

契約証書

作成

身体が

不自由になる

判断力

低下

死亡



《 もっと備える 》

〇死後事務委任契約

医療費・施設利用料などの支払いに関する事務、葬儀・埋葬に関する事務

家財道具、身の回りの生活用品の整理など



 〇遺言

遺言書の中で、任意後見受任者を遺言執行者とすることによって、本人の希望に沿った相続手続きなどを一貫して行うことができます。気になることがある方はご相談ください。

 

《 契約の利用料は 》

 報酬額や支払い方法の統一の規定はありませんが、下記の程度が目安とされています。個々の事業によって大きく異なりますので、詳しくはご相談下さい。

・任意後見人(定額報酬額):月額 3万円程度

・見守り契約:3千円~1万円/月程度 ・死後事務受託費用:10万円程度

2009年1月31日 「権利擁護センターぱあとなあ任意後見に関する報酬の考え方」資料4